サー・マーティン・ウッド賞について


サー・マーティン・ウッド賞(Sir Martin Wood Prize)は、英国の科学機器メーカーであるオックスフォード・インストゥルメンツ社より寄せられた寄附金を基に、日本で優れた研究を行っている若手研究者に対して、更なるインセンティブを与えることを目的として創設されました。

本賞は、日本の研究機関において凝縮系科学(固体物理学、無機・有機固体化学、材料科学、表面物理など)において優れた業績を挙げた45歳以下(2019年度までは40歳以下)の若手研究者(応募年4月1日現在)に贈られます。

毎年4月から7月にかけて広く公募を行い、10名の学識経験者からなる「サー・マーティン・ウッド賞選考委員会」による厳正な審査を経て選ばれた受賞者には、賞状、賞金、記念品のほか、オックスフォード大学を始めとする英国内各地の主要大学への講演旅行の機会が与えられます。この講演は、例年、英国内各大学での注目度も高く、たいへんな好評を博しており、日英の科学技術交流の一助となることが期待されています。

※Sir Martin Woodは、この賞のサポーターである英国科学機器メーカー、オックスフォード・インストゥルメンツ社の創業者です。